2011年11月26日

回顧

今日、ひまわりでの豚汁大会がありました。まきわり体験を希望する妊婦さんから自治会の役員さん、幼児まで32名の皆さんが秋の日だまりの中、豚汁、大根の煮付け、さんまの塩焼きに舌鼓を打ちました。ひまわりは、地域の社交場です。こんな雰囲気が地域の皆さんをまとめ、地域の教育力を高めるのだと実感しました。その合間を縫って、校長在職中に私が立ち上げた、さつき小郷土史の会の会合のためさつき小に出向きました。
八ヶ月前までここで9年間校長をしていたと思うと、つい懐かしくなり誰もいない校舎内を巡りました。卒業式目前の三月のあの日の事がまた脳裡を過ぎりました。未経験の大地震なのに恐怖を感じる間もなくただ子供達を守る事に奔走したことが。各教室の前に立つと9年間その時々の児童の顔と先生達の顔が鮮明に浮かんできました。当時の子供達の汗にまみれた臭いまでもが。最後に校長室を訪ねると後任の和泉校長が歓迎して下さいました。私の頃より遥かに整頓されている校長室には、先輩校長と共に私の写真が飾られておりました。八ヶ月前まで毎日見続けていた先輩校長の写真の隣に自分の姿を見て、自分がさつき小では過去の人間なんだと実感しました。同時にコンテナハウスの中で一人寒さに震えながら勤務する今の自分に比べて公立学校の恵まれた環境を強く感じました。自分が校長の時には全く感じなかったことです。比較の問題なのでしょう。難民キャンプや途上国の学校に比べれば我がひまわりスクールはコンテナハウスとはいえ、エヤコン付きの素晴らしい学校です。人間豊かさの真っ只中に居る時はその豊かさを感じないのが不幸です。どんな時にあっても
今の自分の豊かさを感じなくてはと自戒しました。 今、私は善意で貸して頂いたコンテナハウスをボランティアの大工さんが改築して下さって、地域の皆様の支援を受けて、ボランティアの方々と共に個性豊かな子供達に囲まれ、ウケッケイの声を耳にしながら畑で野菜を育て、多くの来校者と歓談を楽しんでいます。なんて幸せなことなのでしょう。回顧より現在、現在より明日を目標に子供達と地域のために頑張りたいと思います。
posted by 校長 at 23:27| Comment(0) | 日記