2013年01月09日

教育問題への私見

昨日から本日にかけて私は複数の教育現場におけるショッキングな出来事を知りました。一つは、大阪の高校での部活動指導時における顧問からの体罰を受けた事が原因と思われる自殺、他の一つは、アレルギーの児童が、担任のミスと思われる行為により食べてはいけないメニューを口にして、死亡した事件です。本日、朝のテレビ番組に出演した小説家を名のる女性は、後者について、私の母は、教師だが、母はこの事件は担任教師個人の問題であり組織の問題ではないとのような趣旨の見解を紹介しておりました。これは、児童にアレルゲンの入った給食を誤って与え、児童が死亡した事は、全て教師個人の責任だと言う事です。それも教育現場に勤める母親の見解とのこと。
学校への出がけにこの放送を耳にした私は、車を運転しながら学校に着くまで繰り返し自問自答しました。果たして全てを担任教師の責任に帰してよいものうだろうか。もちろん将来ある児童を死に追いやってしまったことに担任教師の責任は免れないでしょう。しかし担任教師に全て責任を負わせてそれで解決できる問題なのだろうか。前者の部活動指導者の体罰と部員の自殺についても同様、もし体罰と自殺に因果関係が存在するとしても部活指導者に全ての責任を被せて解決を図ってよいのだろうか。部が成績を上げることで学校や市の名声が上がる事を考え部活指導教師の言動に寛大であったり、もの申せぬ雰囲気を校内に作りだしてはいなかったのだろうか。もし、そうだとしたら、これはもはや個人のみの責任では済まされないことです。学校や行政を司る市など、各組織の責任が問われるべきではないでしょうか。人間個々人は、非力であり、ミスのリスクも高いものです。そんな個々人を補完し、危機管理を高めたりするために組織が存在するのではないでしょうか。前途ある二人の子供達の命が失われた事の重大さを考える時、担任の先生達の責任回避を論じる訳ではありません。同時組織の責任をしっかりと認識し、組織活性化のために組織の頂点に立つ方々の決断と勇気ある行動を切に望みたいと願います。無念にも若くして命を失った二人の子供達の冥福のためにもトカゲのしっぽ切りのような個人の責任のみを追及して解決を図るのではなく、組織の責任を自覚して、組織を挙げて再発防止に取り組んでほしいものです。
posted by 校長 at 23:18| Comment(1) | 日記
この記事へのコメント
先ほど仕事の合間に自殺で命を絶ってしまったご両親が初めてコメントされていました。
胸が痛いです。ホントに「愛のムチ」と受け止められるような深い絆で結ばれた信頼関係であればと・・それにたどりつくためには相当の時間と対話が絶対に必要だと思います。
教師の方々も理想と現実で御苦労しているのは二人の子供が部活でかかわっていたので十分に理解できます。

ただ教師・保護者だけでなく今の子供たちは大きくいうならば日本の宝物だと思います。自分の子供であってもいずれ一人一人自分の人生を歩みます。責任追及ではなく、ここまではできますが、この先は一人では不安ですなど声をあげることが
孤立化を防ぎ、多くの目と温かさに触れることで子供の心の豊かさの1つになっていくと思います。

アレルギーは自分の子供も3歳まで除去食をしていたのでホントに気持ちを考えるだけで言葉がみつかりません。

豊かさゆえ、便利になったゆえに今の子供たちを苦しめているものも出てきていると思います。私も1人の大人としてちっちゃなコミニュテイではありますが、周りと一緒に社会へ羽ばたく子供を手を取り合って成長していきたいと思います。

生きていることだけで幸せなんですから。
Posted by nishimura at 2013年01月10日 15:48
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